未来編の未来　「　この空の下で　」

あとがき

　

　

　

いつかＧＨで書きたい話が2つあるんです。

あこは、お客さまとメールのやり取りをしている最中によくそう書いていました。

そのうちの一つがこの未来編連載　 『この空の下で』 です。

このお話を書くために、実は虎視眈々と準備を進めていました。

未来編として書いたss 『血縁者』『優しい人』『ＤＮＡ』や、お題シリーズで書いたssの『花は躊躇わず散ってしまった』それからナルと麻衣の子どもである優人と晴人の様々な設定は全てこのお話のための伏線でした。

また、当サイトの作品は全て同一の時間軸の上に物語が展開している設定となっているので、『闇色の世界』を始めとする既出のお話も全部加味した上で、この未来編のさらに先は描かれております。実はかなり手間暇かかった、愛着たっぷりの計画だったのです。

かなり沢山のお話を引用、もしくは対比させて書いてあります。

その辺をお探し頂き、お楽しみ頂ければなんて悪戯心満載です。

そうしてようやく日の目をみて、今は本当に感無量です(笑)

たくさんのお客さまにおいでいただき、たくさんの拍手をいただき、コメントや感想をいただいて、励まされて、ようやくようやく完結することができました。

お客さまの存在なくしては、こんな長いお話は到底書き終えられなかったと思います。

本当に本当にありがとうございました。

思い入れたっぷりに設定したナルと麻衣の幸福な未来。

その中で生まれた優人と晴人の思春期物語（笑）

ここではあえてナルと麻衣のお互いの関係を示唆する心理描写は省きました。

それはお読みいただくお客さまの自由に解釈頂こうと思ったからです。

が、あえてあこ個人の意見を言わせて頂ければ、2人はお互いのことはとても深いところまで暗黙の了解で理解し合えている夫婦であることを前提としております。個人的には、ナルと麻衣にはそういうカップルでいて欲しいので、そんな願いを込めた設定となっております。

ジーンと優人を間違える晴人

痛い目見て、色々と思い知る自信過剰で自己完結型の優人

泣くナル

自分の意思ではどうにもできない事象に翻弄される麻衣

それから、ユージーンの最後

とりあえず、当初からあこが書きたかったことは（完成度はどうあれ）書けたと思います。

思い入れが深い分、絶対失敗したくなくて、本当に胃が痛い思いをしていました。

実は書き始めてから、書く予定のなかったエピソードが増えて泡喰ってたりもしました。

途中で来客者数のあまりの増加に腰が引けたりもしてました。

事実、サイト開設時以来、訪問者数の増加は最高値を更新し、1日でのお客さま数が1700を超えをした時は、正直自分がこの先書くであろう展開で果たして大丈夫なのかと、真っ青になってました。

この先つまんなくてがっかりされたらどうしよう・・・・・って、本当に怖かったです。

が、書けて本当に嬉しいです。

読了後に一言でも長文でも(笑)ご感想頂ければなぁと願っておりますｖ

それでは、未来編その先の未来　『この空の下で』 は以上で終了です☆
ちょっと泣けて、最後には幸せな気分になれるようなお話にしたいと願って書きました。

最後までお付き合い下さいまして、本当にありがとうございました！
　

present by ako " 不機嫌な悪魔　"　

2007/03/20　